親となるかもしれない全ての若者に観てほしい!若者の【映画】!
『わたしたちの宣戦布告』
同じフランスの『最強のふたり』も良かったけど、これも色彩や音楽、映像のカットや流れがとても「映画」で、この題材をこのように撮ったことに拍手を贈りたい。色々と細かな描写も厚みを作ってる。
パートナーとは本音で話せ。
以下は備忘録として。
共に戦うのだけど、ここでのその相手は、病気そのものや社会や世間ではなく子の病と共にある生活やお互いのすれ違いやそれぞれの葛藤だ。
その両親の戦いや献身を、子供の側はどう見てたんだろう。
ヘビースモーカー振りに「ちょっと吸い過ぎだろ(元がスモーカーでこのストレスじゃ仕方もない が)」と、人の狼狽振りに「そういうものか?」と思い、 オーバーな驚きっぷりと喜びっぷりにちょっと笑えた。
相手がいるから子供ができるんだけども、何かに立ち向かう時、パートナーがいて信じ支え合えることはそれ自体がとても大きな力となる。
子供の存在というのは特殊なものだ。二者間ではなく、三者であっても並列ではなく、 二者間にもお互いの直接と子を介した感情がある。
息子が検査を受けている間のパーティーで歌と重ねながら見つめ合う場面、二人が夜景を挟んで立っているカット、車の中での歌に二人の顔、 愛なんて知らんけど、息子へのそれと二人の絆。
そうした存在にも触れられていたけれど、子を亡くしてしまった場合の二人でも、 それでも強く歩んでいけるようであってほしい。
あの間の2年という時に、ケンカし支え合いした月日に思いを至らせる。
受け入れ、パートナーと“なる”ことを若者がしていけるといいな。
公開劇場はこちら
<a href="http://www.uplink.co.jp/sensenfukoku/theater.php" target="_blank">http://www.uplink.co.jp/sensenfukoku/theater.php</a>