日常が非日常、日々境界上。

~世界を知り自分を知っていく、少しずつでも面白く生きていく記~ 今弱き人へ、届け。

高橋亘という人の写真集

高橋亘という人の写真集。彼の写真には、それが本になったとき、開いた頁にある写真を視界に入れて頁を繰るまでの時間をそこで過ごし、ゆっくりとその一枚をめくる、そんなふうに読んでいきたいような、また別に言えば、静かな感じ、(そのままに)映そうという眼差し、温もりやあたたかさや冷たさというのとは違う温度、どのようなかの手触り感、そのようなものがあります。
茶店(カフェというよりも)や、旅先のゲストハウスや、散歩で立ち寄った場所で、一人の人によって、二人組の一人によって、開かれている光景が浮かびます。
そこに置いてあるのでも、その人が鞄に入れていったのでも、落ち着くその場所で。
彼は28歳になったばかり。ココルームのスタッフで、釜ヶ崎に来て3年、その間に写真を撮ることに出会った。彼の鳴らすギターの音は心地よい。
そんな写真集を持ってどこかへ行きたい人に、置いておきたい喫茶店やゲストハウスの誰かに、買われると、手に渡るとうれしい。
彼の初めての写真集。この先を見ていける始まりとも言える。
https://watarutakahashi.studio.design/
引かれそうな人がいたら教えてあげてくださいな。